織物・編物・ステッチの紹介

縦糸と横糸が1本おきに上下織りされた、繊維織物の中で最も容易な加工法です。
縦横の強度を誇り、航空宇宙関係からスポーツ・レジャー用途まで幅広く対応する、オールラウンドプレイヤー的役割を果たします。

縦糸か横糸の一方が何回か浮いて一回沈む織り方で、縦糸・横糸の交わる点を離して配置した織物です。
単位面積当りの繊維重量を増やしたい場合や、ドレープ性（変形性）を出す場合に適しています。
さらに4枚朱子、5枚朱子、8枚朱子など、朱子数を調整することも可能です。

縦糸と横糸が交互に交錯せず、斜線がはっきり見える製織法です。 平織りより柔軟性があり、高密度で厚みのある織物ができます。
フィルターバック用、断熱工事用など、厚さが必要なものに多く使用されています。

縦糸を互いにからみ合わせながら、横糸を打ち込んだ製織法です。横糸を縦糸でしばったような目になり、組織が粗くても目ずれが起きにくいのが特長です。
樹脂が浸透しやすく、多くは補強用として使用されています。

まとめた縦糸、横糸を平織り（目あき）のように織ったもの。高機能繊維を使用することで、建物の耐震補強用に利用することができます。
また目あきの特長を活かし、濾過フィルターとしても使用されています。

強度をもたせる、柔軟性をもたせる、厚さをもたせる、軽さを追求する、目を詰まらせる、目を開かせるなど、製織法により特長は異なります。
お客様のご要望にあわせ、繊維素材を厳選し、その特長を最大限に活かしたあらゆる織物を織ることが可能です。

たて編みの基本原形は鎖編みです。
たて方向に連続したループにより形成した編み物で、伸縮する生地を作ることができます。また、縦糸・横糸にクリンプのない高強度のクロスができ、盛土補強などに使われています。

円形編機を使用し、一般的にはニット編みと呼ばれ、日常生活の中でも目にする編み方（靴下など）です。
ガラス繊維の性能と、編みの特徴である伸縮性を活かして、パイプなどの補修用に使われています。
横編みの総称でもあります。

いわゆる「紐」状の編み組織のことで、中は空洞になっています。
柔軟性に優れた編み方、伸縮性があり、保護材や断熱材に使われています。
可動部分の収束やチューブの被覆など、多用途への展開ができます。

一般的には携帯電話のストラップなど、装飾用として知られていますが、高機能繊維素材を用いることにより、パッキン材や緩衝材に使われます。
外径、長さ、形状、生産量など、お客様の目的に合わせ生産いたします。

編物の一番の特性は、その優れた伸縮性。
また、柔軟性・保温性などにも優れ、織物とは異なる特性を利用できます。
編み機の特徴と糸（原料）の特長を組み合わせ、さらに繊維強化プラスチックを組み合わせることで、お客様のニーズにあった独自の機能をお届けします。

クロス、マット、フェルトを縫い合わせて一体化させる方法。複合化することにより、厚みを持たせることができ、それぞれの性能を1つの生地に集約することができる、高機能新基材です。